自然数と整数の違い|数直線で見る0・負の数・分数の分類(中1)

中学1年生 / 正負の数クラス

自然数と整数の違いは、0と負の整数を含むかどうか。

自然数は1、2、3、…のような数。整数は、自然数に0と負の整数を含めた数の集まりです。たとえば、3は自然数でも整数でもありますが、0と−3は整数だけに入ります。数直線の同じ目盛りで、どの数が含まれるかを比べてみましょう。

01

自然数と整数の違い

ものの個数を1個、2個、3個、…と数えるときに使うのが自然数です。数直線では、0の右側にある1、2、3、…の点に当たります。

整数には0と負の整数も入る

自然数の並びを0、−1、−2、…へと広げたものが整数です。自然数はすべて整数ですが、整数がすべて自然数とは限りません。下の図では、整数を赤い点で、自然数をその点に付けた青い輪で示しています。青い輪は1以上の点だけに付き、0と負の整数には付きません。

整数と自然数が含む点の範囲−5から5の数直線。整数は左右へ続くすべての整数の点を赤で示す。自然数は1以上の整数の点を青い輪で囲み、1から右へ続く範囲を示す。範囲の中の点と点の間は含めない。整数 …、−1、0、1、…自然数 1、2、3、…−5−4−3−2−1012345
1目盛りは1。赤い点が整数、青い輪の付いた点が自然数です。上の線は点の並ぶ範囲を示し、点と点の間の数は含めません。整数は両側へ、自然数は1から右へ続きます。

このサイトでは、中学数学で用いる「自然数に0を含めない」定義で説明します。分野によっては、0を含める定義もあります。

02

分数や小数は整数に入る?

数直線上には、整数の点と点の間にも数があります。たとえば、0と1の間にあるは正の数ですが、自然数でも整数でもありません。

整数の目盛りの間にある数

−1.5は−2と−1の間、は0と1の間にあります。どちらも、1ずつ並ぶ整数の点には重なりません。

例 01分数と小数の位置を考える

−1.5と2分の1は整数の間にある−5から5までの数直線。−1.5は−2と−1の中間、2分の1は0と1の中間にある。−5−4−3−2−1012345−1.512
1目盛りは1。赤い点は、どちらも隣り合う整数の間にあります。

−1.5:負の数ですが、整数ではありません。

:正の数ですが、自然数でも整数でもありません。

書き方ではなく値で判断する

ただし、「分数や小数で書かれているから整数ではない」とは決められません。同じ値を表すなら、書き方が変わっても数の種類は変わりません。

例 02分数・小数で書かれた2

は6÷3=2、2.0も2と同じ値です。どちらも数直線上では、整数2の点に重なります。

と2.0は、自然数でも整数でもあります。

03

数直線で自然数と整数を確かめる

「整数」「自然数」の両方に入るか、片方だけかが、○の表示と一緒に変わります。

赤い点を動かせます左右にドラッグ/数直線をタップ選択すると矢印キーで0.5ずつ、Homeで−5、Endで+5に動かせます。

選んだ数:11は0から右へ1の点。整数でも自然数でもある。−5−4−3−2−10123451
1目盛りは1。操作できる位置は−5〜5を0.5ずつ区切った21点です。自然数や整数は、表示範囲の外にも続きます。
整数○当てはまる
自然数○当てはまる

1は1から数える数なので、自然数でも整数でもあります。

04

自然数と整数の違いを振り返る

自然数と整数を見分けるときは、次の2点を確かめましょう。

  1. 0と負の整数を含むかを見る。自然数は1、2、3、…で、整数には0と負の整数も含まれます。
  2. 書き方ではなく値で判断する。分数や小数で書かれていても、2と同じ値なら自然数でも整数でもあります。

自然数と整数を分けるのは、0と負の整数を含むかどうか。表記に迷ったときは、その数が表す値を確かめましょう。

この記事を書いた人

Flowz

プログラミングと数学のしくみを、図や具体例で伝えています。「なぜそうなるのか」を、一つずつ考える学びを大切にしています。